オーダーの多いブリーチカラー

いつもPacoをご利用有難うございます!
スタッフ松岡です★

梅雨も早々に終わり、夏に入りましたね。
暑い日が続いていますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私は最近、映画「トップガン〜マーヴェリック〜」を観てきました!
噂通り、最高に面白かったです。
前作を知らない私でも楽しめました。

暑さが吹っ飛ぶような気持ち良さのある映画でした!!
この映画は、高評価過ぎてロングランが止まらないですね。

世間は「追いトップガン」とやらが流行っているらしいです。
つまり何回も繰り返して観に行く方が多数だとか!
(追い鰹や追いマヨみたいに言う・・・笑)

観てない方は暑さや熱中症など吹っ飛ぶくらいスッキリするのでぜひ!( ´ ▽ ` )!
もちろん水分もしっかり摂りましょうね★
(ちなみに私は追いトップガンする前にmarvelの「ソー:ラブ&サンダー」を観ましたが、こちらも面白いのでオススメです☆)

さて、暑くなってくるとやはり多くなるメニュー、【ブリーチを使ったヘアカラー】ですね☆
昔から毎年ですが、寒い季節よりも暑い季節の方が

  • カラーを明るくしたい
  • 鮮やかにしたい
  • 派手にしたい
  • イメチェンしたい

という傾向になる方が多いです(^^)
もちろん私も・・・!

特に今年2022年のパコで多く出ているカラーが《シルバー系カラー》!

白っぽいカラーに持っていきたい方が多く見られます。
ただ、白、もしくは白っぽい色味に近付けるのは割と難しい施術です。

「カラーチャート」と言うものを見た事がある方も多いのではないでしょうか。

オーダーの多いブリーチカラー その5


一般的なカラーチャート。
横に色味を並べていて、縦に明るさレベル(トーン/明度)を書いてあるものが多いです。
「どの色味」で「どの明るさ」にするかの違いをざっくりと見れるものになっています。

これとは違い、カラーの明るさだけを表すチャート(毛束)があります。

オーダーの多いブリーチカラー その3


このような物です。
画像右下の【5】が日本人の平均的な地毛の明るさ(カラーなどの薬剤をつけた事のない元の髪の色)だと一般的に言われています。

ブリーチをすると、黒染めや白髪染めの暗いカラー(7レベル以下)をしていない限り、基本的には14レベル以上になるかと思います。
そこからお客さまの希望するカラーが「何系の色」で「どんな明るさか」によって、どこまで(明るさ14レベル以上〜19レベルくらいまでの中で)ブリーチで抜く事が必要か、または抜け具合がどこまでいくかによって、出来るカラーが変わってきます。

どこまで抜けるかは、その時のお客様の髪の状態や、髪質、ダメージ具合によって違うので、正直、「やってみなければ分からない」ところもあります。

ブリーチでの色の抜き加減は希望の色味によって変えます。
端的に言うと暖色系と寒色系でも変わります。

⚫︎暖色系カラー
(赤系やオレンジ系、赤寄りの紫、赤寄りのピンク)
は比較的カンタンです。
そこまでブリーチで抜かなくても(赤味が残った状態でも)色が入りやすいからです。
15〜16レベルでも表現しやすいです。

⚫︎寒色系カラー
(青系や緑系、シルバー、青よりの紫、青よりのピンク)
は、上記でお伝えしたような『ブリーチの抜き加減』によって変わる、もしくは『希望の明るさ』によって抜き加減を変えなければなりません。
ですので、暖色系と比較すると難しいカラーだと言えるかなと思います。
(日本人はメラニン色素(赤み)が多く、なかなか抜けにくいため。)

寒色系のカラーにしたい場合は、出来るだけブリーチの明るさレベル(トーン/明度)を18レベルくらいに近付けるようにした方が綺麗に色が入ります。
下の画像で少し説明。

オーダーの多いブリーチカラー その7


少し大雑把な色味になりますが、イメージ画像です。

まず、下の白い部分にあるマジックで塗ったような色味→《シルバー》この色にしたい場合。
同じ色味《シルバー》を使って15・17・18〜19レベル、それぞれの色の上にマジックの様に書いています。
下地の色のレベルが違うだけで同じ色を乗せても『見え方が違う』のが分かりますか?

そう。
画用紙と同じで、髪のベースも色味を表現するために出来るだけ白に近付けるほうが綺麗に見える事が分かっていただけるでしょうか。

もちろん私達美容師は、カラー剤単品だけを使うわけでなく、「補色」と言うものや「強調色」などなどを計算と経験で色々と調合していきます。
ここに美容師それぞれの知識やセンス、経験、イメージ力などが出てくるのだと思います☆

冒頭にもお伝えしましたが、「割と難しい」のは18〜19レベル以上に抜けた髪の毛へのカラー調合の話ではありません。

1番大事なのは、『ブリーチでどこまで抜け切れるか』です。
ブリーチで色が抜けやすく、18〜19レベルにすぐなる方は正直カンタンです。

が!!

(ブリーチ1度では)そうそうそこまでならない方が日本人は多く、ダメージも相まってしまいやすいので、私が難しいと言ったのは18レベルにまで到達しない髪を『いかにお客様の希望の色味まで寄せれるか』です。
ここはカウンセリングでも毎回必ずお話します。

↓私が施術してきたお客さまの画像

17〜18レベル
オーダーの多いブリーチカラー その1

17〜18レベル
オーダーの多いブリーチカラー その2

17〜18レベル
オーダーの多いブリーチカラー その4

18〜18.5レベル
オーダーの多いブリーチカラー その6

18〜19レベル
オーダーの多いブリーチカラー その8

金髪具合(ブリーチの抜け具合)と、トーンレベルの毛束を見比べると分かりやすいですね。
特に薄い色味(ホワイトシルバーやペール系カラーやミルクティー系カラー)は、最後の画像の19レベルくらいに抜かないと出来ません。

今回は少し難しい話になりましたが、出来るだけ噛み砕いて説明してみました。
髪の状態などはご本人でも分からない事もありますので、ぜひ一度ご相談ください☆
一緒にイメージの共有をしながら理想のカラーへ近づけていきましょう(^^)

あと、「トップガン」や「ソー:ラブ&サンダー」をご覧になられた方、是非、映画に関するお話をしましょう(笑)
スタイルのこともそうですが、映画のお話は盛り上がりますからね(笑)